#analog
#norelated
#contents
* 開発環境 [#md5ed73a]
CodeRed社が提供している、EclipseベースのLPCXpresso IDEを使用するのが、一番簡単な開発方法だと思います。~
無料では128kバイトまでのプログラムしか書けませんが、最初はこれで十分でしょう。~
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まず、[[LPCXpressoのページ:http://www.lpcware.com/LPCXpresso]]を開いて、Get LPCXpressoと書いてある下の方のリンクから、[[CodeRed社のHP:http://www.code-red-tech.com/lpcxpresso/]]に飛びます。~
#ref(get.png,left,nowrap,Get LPCXpresso)
ダウンロードにはアカウントが必要になりますので、登録してログインしてください。~
ログインすると、ダウンロードボタンが現れるので、以降、自分の環境のものを選んでダウンロードしてください。~
#ref(downloads.png,left,nowrap,ダウンロード)
これを書いている時点では。LPCXpresso_5.0.14_1109.exeが最新でした。~
ダウンロードが終わったら、実行してインストールです。~
デフォルトでは、C:\nxp\LPCXpresso_5.0.14_1109という感じのフォルダにインストールされます。~
途中、ドライバのインストールについて聞かれますが、これも入れておきましょう。~
インストールが終わったら、一旦起動します。~
アクティベーションの作業を行わないと、8kバイトまでのプログラムしか書けないので、まずはこれを行なっておきましょう。~
起動したら、Help->Product activation->Create Serial number and Activateを開くと、シリアルナンバーが表示されます。~
先程の[[CodeRed社のHP:http://www.code-red-tech.com/lpcxpresso/]]から、上のメニューのMy Registrationsというリンクに移動して、Enter serial number hereのテキストボックスの中にシリアルナンバーを入れ、Sendボタンを押します。~
#ref(regist.png,left,nowrap,My Registrations)
すると、登録したアカウントのメールアドレスに、アクティベーションコードが届くので、Help->Product activation->Enter Activation codeから、そのアクティベーションコードを入力しましよう。~
これで、128kバイトまでのプログラムが書けるようになりました。~
** CMSISライブラリ [#j7f0d6f9]
このライブラリを使用することにより、ある程度、ARMのCPU間の差異が吸収され、移植が容易になる等のメリットがあります。~
後述のペリフェラルドライバライブラリを使用するのにも必要ですので、入れておきましょう。~
[[LPCXpressoのページ:http://www.lpcware.com/LPCXpresso]]の、IDEのリンクのさらに下から、[[サポートページ:http://www.lpcware.com/content/project/nxp-peripherals/usb-nxp-microcontrollers/lpcxpresso-support]]に飛びます。~
#ref(support.png,left,nowrap,サポートページ)
今回使用するのは、LPC1769なので、LPC1700 Seriesの、CMSIS Library for LPC17xxをダウンロードしましょう。~
#ref(CMSIS.png,left,nowrap,CMSIS Library for LPC17xx)
ダウンロードができたら、IDEの左下にあるQuickStartPanelから、Import project(s)を選択。
#ref(import.png,left,nowrap,インポート)
ArchiveにダウンロードしたZIPファイルを指定して、Nextボタン、Finishボタンの順に押します。~
#ref(archive.png,left,nowrap,アーカイブ指定)
すると、ProjectExplorerに、ライブラリのプロジェクトが追加されます。~
追加されたら、プロジェクトを右クリックして、プロパティを開きます。~
「C/C++ Build」の「MCU Settings」を開いて、LPC1769を選択しておきましょう。~
#ref(mcusetting.png,left,nowrap,MCU Settings)
最後に、QuickStartPanelからBuildを実行して、libCMSISv2p00_LPC17xx.aが出来上がればOKです。~
** ペリフェラルドライバライブラリ [#l4f94288]
次に、CPUの色々な機能を、簡単に使うためのライブラリを用意します。~
NXP社の[[LPC1769のサポートドキュメントページ:http://ics.nxp.com/support/documents/microcontrollers/?scope=LPC1769]]を開きます。~
この中に、「LPC175x and LPC176x CMSIS-Compliant Standard Peripheral Firmware Driver Library (GNU, Keil, IAR)」というのがありますので、これをダウンロードします。~
#ref(driverlib.png,left,nowrap,ペリフェラルドライバライブラリ)
これはそのままインポートは出来ないので、QuickStartPanelのNew projectを作ります。~
#ref(newproject.png,left,nowrap,新規プロジェクト)
LPC176Xの「C Static Library Project」を選択して、適当なプロジェクト名をつけます。~
ここでは、「DriverLib」としました。~
#ref(staticlib.png,left,nowrap,スタティックライブラリ)
MCUはLPC1769を選び、CMSIS Library to link project toは、先ほど作ったCMSISv2p00_LPC17XXが選択されていることを確認してください。~
#ref(cmsislink.png,left,nowrap,CMSIS Library)
incフォルダとsrcフォルダがあるので、先ほどダウンロードしたファイルを解凍して、Driversフォルダのincludeの中身をincフォルダに、sourceフォルダの中身(makefile以外)をsrcフォルダにコピーします。~
最後に、QuickStartPanelからBuildを実行して、libDriverLib.aが出来上がればOKです。~
幾つかwarningが出るかと思いますが、とりあえずは害のないものですので、そのままにしておきます。~